愛して、芹沢さん

次第にドキドキと加速していく鼓動を深呼吸して落ち着かせる。




「よしっ」


いざ出陣!!



意を決して中に入ると、すぐに受付嬢が待っていた。


「あの……せ、芹沢さんと会いたいんですけど」



震える声が情けない。


対応してくれた人からの視線もなんだか痛い。




わたしのような子供が来るような場所ではないことは重々承知。


だけど、どうしても会って伝えたい。



もうここまで来てしまったからには簡単には引けない。




「失礼ですが、社長とはどういったご関係で?」


と向けられた視線が冷たくて背筋が伸びる。