愛して、芹沢さん

「風ちゃん、おはよう」


「俺を毛嫌いする柑奈と違って、莉央は今日も優しいね〜!そして、今日も可愛い…ん?なんか違和感」



風ちゃんはそう言うと、まじまじと顔を見てくる。




その違和感はわたしも承知しています。


「そこには触れないであげて」



柑奈の咄嗟のフォローにホッとする。


「でも、莉央は違和感あっても可愛いよ!朝から抱きしめたくなるから困るな〜」


「風ちゃん…ありがとう」



風ちゃんはいつだって優しい。



わたしが嫌がる言葉なんて絶対言わない。


だから、一緒にいて安心できる。


そんな風ちゃんは、柑奈と高校が一緒だったらしいけど、当時はそこまで仲良くなかったみたい。




大学入学を機に2人は仲良くなったようで、そこにわたしが加わった感じだ。