愛して、芹沢さん

「お母さん嬉しいわ〜。成瀬さんのような子が理一のお嫁になってくれて。さささ、乾杯しましょ」





運ばれてきたシャンパンで乾杯すると、やっと気持ちが落ち着いてきた。




「お母さんもお父さんも、理一が選んだ相手と結婚してくれることが何よりの親孝行と思ってるから…幸せになりなさい」





芹沢さんに続き、わたしにも向けられた優しい視線に涙が浮かぶ。





…こんな優しい2人から生まれた芹沢さん。




芹沢さんの優しさは親譲りだね。




その後も緊張したけど、楽しく食事をすることができた。





「母さんたち、いつ経つんだっけ?」




レストランを出ると、芹沢さんの質問が聞こえた。





「それが明日の便しか取れなくて、明日経つ予定よ」