愛して、芹沢さん

そうだよね。



乗り越えないといけない壁がある。




気持ちを強く持ち、芹沢さんの手を握り返すと、最上階のレストランへと向かった。





「理一、こっちこっち」





レストランに入ると、すぐに芹沢さんを呼ぶ声が。




見ると、お父様の姿も見えた。





途端に心臓が暴れだす。





「遅れてごめん」



芹沢さんは謝りながら、わたしの椅子を少し引いてくれた。





こういうちょっとした大人の対応にキュンとする。





「乾杯する前に、2人に莉央ちゃんのこと話したいんだけどいいかな?」