愛して、芹沢さん

柑奈と風ちゃんにも来てもらえばよかった。







なんて思ってしまうわたしの気持ちは今の見た目とは違ってかなり幼稚。




「ふぅ…」






とりあえず落ち着くまでは邪魔にならないように、会場の端に寄っておこう。







用意されたパイプ椅子に腰を掛け、ボーっと会場内を見つめる。





この人の多さだと主役の芹沢さんを見つけることも難しいかもしれない。




肩を落としていると、ため息をつきながら隣の椅子に腰掛ける人が。







チラッとその人を見て驚く。




「あの、この前はどうも」






立ち上がりそう声をかけると、その人と目が合った。