愛して、芹沢さん

「あ、楓が外で待ってるって。ナイスなタイミングだったね」






とスマホを見ながら乙葉さん。




「あの、乙葉さん。本当にありがとうございました!自信を持って行ってきます」


「うんうん!行っておいで。またうちにも遊びに来てね」


「はい」







乙葉さんに見送られ玄関を出ると、車の横に真木さんの姿が見えた。







「お待たせしてすみません」





分厚いスケジュール帳らしきものを見ている真木さんに声をかけると目が合った。









「成瀬さん!?…驚きました。ここまで変わるとは…」


「それもこれも乙葉さんのおかげです。色々手配してもらってありがとうございます」


「いえ。それでは会場に向かいましょうか」


「はい」