愛して、芹沢さん

真っ直ぐわたしの目を見てそう言ってくれた。





「今の莉央ちゃんは美人ってよりも可愛いのほうが強いけど、これからどんどん美人になるんだろうな〜って楽しみにしてるんだ」


「…美人には程遠いです」





わたしの中の美人ってスタイルも含めた上でのイメージがあるから、こんなスタイルのわたしが美人と言われる日は来ない気がする。






「別に僕は可愛くて美人な莉央ちゃんを好きになったわけじゃないからいいんだよ。莉央ちゃんの中身に惚れたんだから。だけど、莉央ちゃんは誰がどう見ても可愛い子だよ」


「…そう言ってもらえて嬉しいです」


「あ、それからさっきの人は取引先の営業マンで美月さんって言うんだ。以前、取引先の会社と食事する機会があって、その時に気持ち伝えられて丁重にお断りしたんだけどね」


「それでも芹沢さんのことが好きで諦めきれないんですよ」


「それは困るな〜。その度にこうしてキスのお預け喰らうことになるみたいだし」






とわたしの唇を指でなぞる。




それだけなのにわたしの心臓といったら爆発寸前並みに動いてしまう。





「っ…芹沢さん…」