愛して、芹沢さん

「ね、君バイトしてるの?」


「…はい…」


「あ、もしかして場所わかんなくなった的な?」


「あ〜…そんなところです」






芹沢さんから逃げてきました!なんて言えない。




「どこに行くつもりだったの?案内するよ」


「あ、それは結構です。お仕事あるだろうし…わたしなら大丈夫です」


「ちょうど休憩入ったところだからいいよ」


「でもっ…」






うっ…ほんとに大丈夫なんだけどな〜。




「莉央ちゃん!?」





次の瞬間、名前を呼ぶ芹沢さんの声が聞こえ驚く。





「社長!?」






親切に声をかけてくれた男性は芹沢さんを見るなり驚いた様子を見せた。