愛して、芹沢さん

「それ以上触れると芹沢さんに怒られるよ」





柑奈の鋭い突っ込みで風ちゃんの手が離れた。




それから午後の講義を受け終わると、すぐに面接の連絡を入れた。







そんなこんなで次の日、指定された時間に芹沢さんの会社へとやって来た。




今日は芹沢さんに会いに来たわけじゃない。






だからか、いつもと違った緊張感がすごい。




ドキドキしながら中に入り、いつもの受付嬢に連絡を入れてもらうと、15階と指定された。






エレベーター内で履歴書を握りしめる。





まさか面接官が芹沢さんってことはないよね?



たかがバイトの面接だもん。





芹沢さんにそんな時間はないはず。