愛して、芹沢さん

「もう温まったんじゃない?」


「え?あ、ほんとだっ」






いつの間にか隣に立っていた芹沢さんに驚く。



芹沢さんが隣に来たこと全然気づかなかった!





見るとカレーもグツグツと煮込みすぎていた。





急いで火を止めると、その手を包みこまれた。




「莉央ちゃん、何か思ってることあるなら言ってくれていいんだよ?」


「……」


「帰りが遅いのが不満だった?それとも、莉央ちゃんからの連絡に気づかなかったことが不満?」






どれも不正解。




ってわたしが来た理由も言わないと。






「あの、芹沢さん…」




芹沢さんの瞳を真っ直ぐ見つめるとそのまま口を開いた。