愛して、芹沢さん

風ちゃんは眉を下げ、心配そうに見てくる。




「変な虫がつかないといいんだけど」


「変な虫?」


「とにかく!ちゃんとりっくんには話すんだよ?多分だけど、りっくんも俺と同じ気持ちになると思うな〜」


「同じ気持ちって?」


「……っはぁ。ほんと大丈夫かな〜」






わたしの顔を見るなり深いため息をつかれた。




風ちゃんは何をそんなに心配?してくれているんだろう?



柑奈もいるのに。






そんなことを思いながら風ちゃんとは別れ、その足のままスーパーへと向かった。





その理由はもちろん芹沢さんに手料理を作る為。




と言っても今日会う約束をしてなかったから、何時に帰ってくるのかは不明。





帰ってくるかさえわからない。