愛して、芹沢さん

「でも、芹沢さんのお父さんとお母さんは良くは思わないんじゃないですか?」


「どうしてそう思うの?」


「だってわたし普通の大学生ですし、お金持ちじゃなければ、どこかの御令嬢でもないんですよ?そんなわたしを許可するとは思えないというか…」


「もしかして、未緒の話しでそう思ったの?」


「…はい…」







未緒さんでさえダメだったんだもん。




わたしなんて絶対ダメに決まってる。




「そっか。そういう心配してたんだ?」





ソファに座るわたしの隣にゆっくり腰掛けると、そっと頭を撫でられた。






あったかい芹沢さんの手が落ち着きを与えてくれる。



大丈夫、そう言ってくれているように。