愛して、芹沢さん

「でも、もうそれを使う機会はあんまりないかも」


「え?どうしてですか?」


「引っ越そうと思っててね」


「引っ越すんですか!?」


「まだ確定じゃないけど…どうかな?」





とわたしに尋ねてくる芹沢さんに頭を傾げる。





なんでわたしに聞いてくるんだろう?




「キョトンとしてるけど、次のところは莉央ちゃんの家にもなるかもしれないんだよ?」


「……っ!」







あ、そっか!




結婚したら一緒に住むことになるのか…!






「僕は早く一緒に住みたいんだけどな〜」


「っ…わ、わたしも一緒に住みたい、です」


「ほんと?そう思ってくれてるなら嬉しい」