愛して、芹沢さん

確かにそう言ってた。




そこまでしてでも会いたかった、って。





「騙された振りをして仮病に付き合ってたけど、それは間違いだった。莉央ちゃんを傷つけたからね。だけど、未緒とはやましいことなんて一切ない。この前ここに上がってたのも、仮病使われて仕方なくってところで…あの時は薬買いに行かされてたんだ」





あ、だから芹沢さんは外に出てたんだ。




「他に聞きたいことはない?全て話すよ」


「…いえ。もう大丈夫です。ありがとうございました」





きっと、芹沢さんは思い出したくなかったよね。




決していい思い出ではないだろうし。






……あれ?…ちょっと待って…。




今の話しからすると、芹沢さんの結婚相手はどこかのご令嬢とかじゃないとダメなんじゃ…?





一般すぎるわたしが芹沢さんと結婚するのは難しいような…。