愛して、芹沢さん

……混乱…。


彼女さんへのプレゼントじゃなくて、わたしに?




でも、どうして?…




「あの、わたし…プレゼントなんて貰えないです」



貰う意味がない?というか…。



プレゼントされる意味がない。


だから、せっかくだけどお断り。



「わたし、帰ります」



芹沢さんに頭を下げ、お店を出ようとした時、___




「待って、莉央ちゃん」




と腕を掴まれた。



「ごめん。こんなこと嫌だった?」



みるみる芹沢さんの表情が曇っていく。