愛して、芹沢さん

「真木さん、やっぱり…」


『成瀬さんすみません。実はもう家の前まで来てまして』


「えっ?、___」





ピンポーンッ!…



とチャイムが鳴り驚く。




そんなこんなで真木さんを招き入れた。





「散らかっててすみません」


「この荷物、どこかお出掛けされてたんですか?」




真木さんの視線の先にはキャリーケース。




「少し実家に帰ってて…春休みに入ったので」


「そうでしたか」


「あの、お話しって…?」


「あ、はい。ここ最近の社長は荒れたい放題で、正直もうわたしの手にも負えない状況です」


「…それって…?」


「お酒にタバコ…。仕事も手につかないのかミスが多いですし、とにかく何をするにも上の空状態で社員たちも困ってます」


「……」