愛して、芹沢さん

伊織は楽しそうに笑うと、わたしの手を握って歩き出す。




その繋がれた手に戸惑ったけど、もう今のわたしに何か言う人なんていない。





芹沢さんとも終わったしね。




と手を繋がれたまま、校舎に忍び込んだ。




それに、なんかちょっと楽しい!


このスリル感、最近はご無沙汰だったもんな〜。





「俺と莉央が同じクラスになったのって3年の時だけだったよな」


「言われてみればそうだよね」


「俺、その1年に賭けてたんだよね…莉央のこと、ずっと好きだったから」


「伊織って、いつからわたしのことを思ってくれてたの?」





ずっと聞いてみたかったこと。






伊織はいつから…?