愛して、芹沢さん

風ちゃんの言った通り、今日の芹沢さんも抜群にかっこよかった。




そんな芹沢さんと、もっと一緒に居たい…けど、居たくない。



複雑な感情が押し寄せる。





「柑奈には俺から連絡しとくから、莉央はゆっくり寝な?」


「そうする」


「なんかあったらすぐ連絡して?飛んでくる!」


「うん、ありがとう」


「じゃ、また大学で」





笑顔を残し、風ちゃんも姿を消した。




1人になった部屋でテーブル上のフルーツに目をやる。



芹沢さん…風ちゃんの言葉に何を思ったんだろう?





あんな弱々しい芹沢さんは初めてかもしれない。



いつも余裕そうなのに…。





だけど、風ちゃんが言ってくれたことはすごく嬉しかった。