愛して、芹沢さん

そして、芹沢さんが無言…これまた珍しい。




「ほんと、君の言う通りなのかもね。ごめんね、莉央ちゃん。今日は帰るよ」



と芹沢さんは姿を消した。




風ちゃんの言う通り…?


それは何が言う通りなの?




わたしを思う気持ちがその程度ってこと?…




そんなに好きじゃなかったってこと…?





「ごめん。俺、やばいこと言ったかな?」



と頭を掻きながら謝る風ちゃんに頭を振った。




「ううん。風ちゃんの気持ちは嬉しかったよ。ありがとう」


「いや〜でもなんか緊張したっ」


「え?全然そんな風には見えなかった。それに芹沢さんって呼んでたね」


「本人目の前にしてりっくんはちょっとね…。だけど、ほんとりっくんかっこいいわ〜!男の俺でもあのかっこよさは認める」