愛して、芹沢さん

間違いない。



あれは芹沢さんだ!


ずば抜けたオーラがすごく輝いて見える。


あ、でも隣に、___



芹沢さんの隣には、すごく美人な大人の女性の姿が見える。





こうして見ると、お似合いというか…。



その証拠に、2人へ向ける周りの視線がある。




芹沢さんにはあんな風に美人で大人の女性がよく似合う。



この前わたしが隣に並べたのは奇跡だ。



芹沢さんたちから視線を落とし、横断歩道を進んでいく。


大丈夫。




このままなら気づかれずに通り過ぎるから。


そう思って足を進めたんだけど、___



「莉央ちゃん?」