愛して、芹沢さん

「芹沢、さ…ん……も、ダメ…」



体に力が入らず、そのまま芹沢さんに体重を預けると、露天風呂から布団へと運ばれた。




あ〜クラクラする…っ…



とにかく顔がものすごく熱い。




上から見下ろす芹沢さんの瞳を見つめていると、首筋にキスが降ってきた。




「っ……んっ…」



やばい…今のわたし、声を抑えることも難しいかも。





それに今日は感じやすい気もする。



まるで甘い毒が体中に回っているよう…。




「芹沢、さんっ……」


「今の莉央ちゃん色気がすごい…煽り上手だね」



そう言った芹沢さんも人のこと言えないと思う。