愛して、芹沢さん

「どんなことであろうと、頭の中が莉央ちゃんでいっぱいなことは、僕にとっては幸せなことだから」




そう言った芹沢さんに顔を上げ、やっと瞳が絡む。




そこにはすごく優しく微笑む表情が見えた。





その顔を見た時、これまでとってきた自分の態度を心底後悔した。



わたしは、こんなに心広くて優しい人を苦しめてしまったんだ…。




夕方見てしまった光景はショックでも、もっと他にできたことはあったはずなのに…。


やっぱりわたしはどこまでも最低だ。





「え、なんで泣くの!?今の言葉、さすがに重すぎた…?ごめ「違うんですっ」



違う…違うんだよ、芹沢さん。



「違うんです…わたしが最低なだけなんです」