愛して、芹沢さん

「次、会った時……その葛藤はしなくて済むと思います」


「えっ、___」


「わたしも芹沢さんと同じ気持ちなので大丈夫です」


「…莉央ちゃん…」


「それまでわたしは勉学に励みます。なので芹沢さんは仕事を……」




最後まで言えなかったのは、芹沢さんが抱きしめてきたから。



強く、優しく、___


この温もりを忘れないように感じとった。





冷めてしまったコーヒーを飲み干した芹沢さんは仕事に戻ってしまったけど、今のわたしは満たされていて幸せ。



ただ、2時を過ぎてまでも仕事と言って会社に戻った芹沢さんの体が心配になった。



クマができてしまうほど睡眠も取れていないんだろうし。





倒れないといいけど…。