愛して、芹沢さん

あ、わたしの反応がそう思わせてしまったらしい。



「違います!引いたりなんてしてないですし、芹沢さんとの食事が嫌とも思ってないです」



芹沢さんから見たわたしなんて子供だろうに、話しも合わせてくれる。



だけど、どこか大人の接し方をしてくれたり。





そんな芹沢さんとの食事が嫌だなんて思わない。


むしろ、それは逆。




わたしを誘ったことを後悔していないのかな?



「やっぱり莉央ちゃんっていい子だよね」


いい子?



その言い方は間違ってるような。



だって、初対面だよね?


なのに前から知ってるような言い方…。



芹沢さんって、危険で不思議な人、___




そんなことを思いながら、グイグイとお酒が進む。



芹沢さんが頼んでくれたこのお酒、とても飲みやすい。



ジュースみたいで美味しい。