愛して、芹沢さん

1人になった途端、頭の中は芹沢さんでいっぱいに。



あれだけ失恋ソングを歌ったっていうのに、これっぽっちもスッキリできなかった。

むしろ、逆効果だったのかも。




「失敗したな〜」



眠れるかわからないけど、早く帰って横になろう。


とアパートのエントランスに入った時、___





「っ……」


エレベーター横に座り込む影が。



間違いなく芹沢さんだ。



疲れているのか俯いたまま動かない芹沢さんが心配になる。


って、どこまでもバカなわたし。



あの光景を見たはずなのに、目の前の芹沢さんが心配でならない。