愛して、芹沢さん

「風ちゃん、そろそろ帰ろっか。彼女も待ってるでしょ?」


「結構いい時間だしね」


「今日は本当にありがとう。彼女にも謝ってて?」


「彼女のことは心配いらないよ。俺の彼女、そこまで心狭くないからさ」




と笑う風ちゃんの顔には、彼女が大好き、そう見える。



幸せそうだな〜。




「家まで送るよ」


カラオケを出てすぐにそう言ってくれたけど、もうこれ以上は振り回せない。




「大丈夫。1人で帰る」


「でも、もう夜中だし!莉央可愛いから誘拐とかされるかも」


「誘拐って。それはさすがにバカにしすぎ。もう20歳だよ?自分の身くらい守れるよ」


「ん〜心配だな〜…ほんとに大丈夫?」


「心配しすぎだよ、大丈夫だから」




心配性が過ぎるよ、風ちゃん。