愛して、芹沢さん

「ほんと?じゃ、泣きそうになったら電話かけてきて?何時でもいいから」


「うん、わかった」


「…で、申し訳ないんだけど…ごめんっ!やっぱこれ食べて!莉央となら食べれると思ったけど、甘すぎてどうにかなりそう」



風ちゃんは顔を歪めながら、2.3口食べただけのケーキを寄せてきた。




わたしを元気づけようと、苦手なケーキにまで手をつけてくれたんだよね。


風ちゃんのそういうところ、すごく好きだな。



「じゃ、遠慮なくいただきます」


風ちゃんのケーキに手を伸ばそうとした時、___



「莉央ちゃん?」



と今一番聞きたくない声が降ってきた。


その瞬間、体が固まる。



どうしよう…芹沢さんの顔、見れそうにない。