『…ポー〇ョ、ポー〇ョポ〇ョ、魚の子~♪』





…え?


「なにアホ面してんの?
ほらお前この前これ見たいつってただろ?
だから友達の俊也にわざわざDVDにおとして貰ったんだよ。
このDVDケースは俊也ん家これくらいしか余ってるケース無かったんだとよ。」


「ま、ま、ま、紛らわしぃぃぃわぁぁぁ!!」


「うるせ。
…つか心配すんな。俺にゃぁ…あんなもん必要ねぇよ。だって俺には…」

…お前がいるしな。

ボソッと竜一が言った。


「え?ゴメン最後なんて言ったか聞こえなかった。
竜ちゃんなんて言ったの?」


そう聞くと竜一はそっぽを向いた。


「な、なんも言ってねぇよ。り、凛の空耳じゃね?
じゃ、俺は風呂入って来るわ。」


と言って脱衣場のほうに消えていった。


ま、最後何言ったか分かんなかったけど竜ちゃんが私以外で発情してなくて良かった!!!!!

なんて思う凛でした。






その頃風呂場では…

ふ~、あっぶねぇ~…。
あんな恥ずかしいセリフ凛に聞かれてたら恥ずかしすぎて生きていけなくなるとこだった。
良かった、良かった。

と安堵のため息をついた竜一でした。




☆終わり