約束した退院1週間の通院。

これから病院〜。ガーーーン。

初日は朝会のせいで体調悪かったけど、その後は元気!!

もう今日で病院とはおさらばだ!!

先生とは1週間ぶりだいぶ恥ずかしい。



「歌乃さーん。」

「よっ!先生もうアタシ元気よ!!」

「よかったよかった!尚輝から聞いたけどな!ニヤ」

「あいつ今度会ったら殺すww!」

「診察していくね。」

「痛いことしなければ今日は静かにするから頼むよ。」

「さ〜どうでしょう〜!!笑笑」

胸の音を聞いていく。

「吸って〜はいて〜。うん!大丈夫!大丈夫!良くなってよかった〜。」

「だろ!」

「朝会で気持ち悪くなっちゃったって聞いたけど、めまいがした感じ??」

「そう!」

「そっか、、じゃ、採血だな…」

「むりむりむりむりむりむり。」

「大丈夫!俺は名医だよ?安心してっていつも言ってるでしょ?」

歌乃の頭を撫でた。

「採血セットくださーい。」

「ねえ、むり、マジで嫌だ!!!」

「大丈夫。優しくなるから!信じて!!」

「看護師さんちょっと席外してくれる?」

「ハイ!」

「…」

「今日は誰も抑えません。先生と2人!頑張ろう!」

「泣。…ウン。」

歌乃は自分から手を出した。

「えらいえらい。ナデナデ。」

先生が撫でてくれた。

涙を堪える歌乃を見て先生は
「先生の膝に触って採血しよう!ちょっとやりにくいけど頑張るよっ!」

先生は歌乃を引き寄せた。

恥ずかしい。でもこれなら安心できた。

「はい!終わり!!えらいぞ〜!」

頭をわしゃわしゃしてくれた。

「先生今日はあんまり痛くなかった…ありがとう。」


「はい!どういたしまして!笑笑」

「ちょっと貧血だから、鉄出しておくね〜しっかり飲むようにっ!」

「歌乃ちゃん卒業来月だね!卒業演奏会も絶対行くから!」

「うん、絶対ね!っ」

先生がわたしにいきなりギューしてきた。びっくりしたけど、すごく嬉しかった!先生好きになっちゃう。

先生にバイバイして診察は終わった。