「歌乃ちゃんおはよう〜」

看護師さんが元気に起こしにくる。

「おはよ」

「ゆっくり眠れたようでよかったね」

「うんゲホゲホッ。」

「もう少しで朝ごはんだから起きててね。」

「うん。」

まだ寝ぼけててぼーっとする。

昨日の夜苦しくなって、、、どうしたんだっけ?

うっすらだが覚えている。

だんだんに思い出してきた。

チューブを喉に入れられて吐いたこと。

煙を吸ったこと。

先生に座薬入れてもらったこと。

え、まって!!先生にお尻の穴触られたってことじゃん…

歌乃は急に恥ずかしくなってきた。

でもいつもより怖くなかった気がした。





「ガラガラ…歌乃ちゃん朝ごはんだよ!」

「え〜いらない、お腹空いてない」

「じゃ、半分だけでも食べよう!」

「ううん、、」

看護師さんにスプーンを持たされ、嫌々口に運ぶ。

2.3口食べたがもう食べられないので、スプーンをおいた。