「歌ちゃん!!どうした〜??」

いつもより帰りが早いのを心配したのか、母が部屋に来た。

「なんか疲れたから帰ってきた!」


「体調悪いんでしょ〜??体温計持ってくるから。」

さすが母だ。歌乃の顔を見ただけでわかる。


「いらないよーーー」


体温計を挟まれた。


「歌ちゃん、熱あるよ絶対、だって熱いもん」


「ないよーーー」


熱あるだろう。さっきよりも明らかにダルさが増している。


「ピピピピピピ!」


「38.6℃!歌ちゃん病院行こう!!」 


「え!嫌だ!」


「またそうやって!!」

「仕方ないね、じゃあ今日は薬飲んでゆっくり寝な!明日も熱があったら病院行くからね。約束!」


「大丈夫!気合いで治すから!!」


病院は免れたが、体が痛い。ダルい。頭も痛い。


今日はもう寝よう。