「…………あいね」



一瞬止まったけど、ほおを赤く染めてまたあの柔らかい表情で笑った。



「っ、なあに?梨弦くんっ!」


名前で呼ばれたことにぶあっと顔が熱くなる。




その笑顔が、とてつもなく可愛かった。