「そうか。じゃあとりあえず、駅から出よう。このままだと迷惑になる」

「了解、清水くん!」


ICを拾ってくれたお礼だと、追加分の電車賃を払ってくれた。



まるで、昔から知り合いだったように話せる自分に正直びっくりしている。




話したときから遠慮のないこの関係を、信じられるような気がした。