【完】ひとつ屋根の下、気がつけばあなたがいた


ケラケラと笑いだす朱莉の姿を見て、今時の小学生怖すぎと思ってしまう。

私だってませている子供だったけれど、さすがに小学生時代に彼氏はいなかった。 初彼氏は中学校に上がってからだった。

しかし今日日の小学生というのは当たり前に彼氏がいたりするんだろうか…。 朱莉の言葉にハッとして、ついつい藍の肩を掴む。

「ちょ…まさか藍にも彼氏がいる何てことないでしょうね?さすがに早すぎるわ」

私の言葉に藍は大きな瞳を瞬かせた。

「彼氏なんていないよ…。男の子と話すの苦手だもん…」

少しだけ俯きながら藍はそう言った。 心の底からホッとした。
あんたはそのままずっと可愛く生きていなさい。
なんていっても男というのはオオカミなんだから。

「そう、それは良かった……。てゆーか朱莉も早すぎよ! その彼氏とはどこまで進んでるのよ」

「もぉ~桃菜ちゃんったら実は興味津々じゃんね。
一緒に帰ったり学校が終わったら公園でデートしたりするんだよ」