いやいやだからそれこそ勘違い…。
勘違い…だよね?
ひとつ屋根の下一緒に過ごすようになってちょっと仲良くなったつもりでいても
碧人さんが私を好きになるなんてありえない。 碧人さんみたいな人には美人で大人で性格の良い女性がお似合いだ。
私の事なんて真白達と同類だと思っているのだろう。
「あお君はあんたなんてタイプじゃないと思うけど、もしもあんたがあお君の事をどうしても好きで好きで仕方がないなら……
まあ協力してやってもいいかなあって思ってたのよ。
あお君の気持ちは別として」
「ふん、大人同士の恋愛に子供が絡んでくるんじゃないわよ。
それに碧人さんは家族と過ごす事が一番好きなの。
だから無理してるとか自分のプライベートを削っているなんて気持ちはないと思う。
碧人さんは家族が一番大切なの。だから真白達が気を遣う必要ないじゃない。」
「そうはいっても……」



