「よしー1時間目の授業を始めるぞ!」



先生は、いつも元気で私はそれについていけない。どうして、こんなに元気なのだろう。あまり先生のことは、好きではなかった。




私は昔から男子が大嫌いだった。それは幼稚園児の頃いじめを受けていたからだ。




でも、ある日私に対する嫌がらせは無くなった。


それは、あの人のおかげだった。



私の初恋の直人…



それを知った時は、こんな私をなぜ助けてくれたのだろうと不思議になった。



「美優ー!美優ー!」





「何?」



「何って!今までずっと話しかけてたのに気づかないから!!最近、美優ボケ〜とすることが多くない?今日何日か分かる?」




「2日!」


「今日は、4日ですーーーーーー」



「あ、本当…」



内心、2日間、何も記憶がなかったから、学校に来てたことがすごいと思う。



「なんか、直人のことばっかり考えてる気がする…」



「なんか言った?」



「何も!」



美穂には、何も聞こえてなかったみたいだ。



「美優、帰るよー!」


「う…ん」