すぅっと頭の芯が冴えていくような感覚がした。
自分がどんな顔をしているのかすら分からない。
恐る恐る声をかけてきた佐倉の声にはっとすると、突然黙り込んだあたしに怪訝そうな顔をする佐倉と目があった。
「あ、ごめん何?」
「いやだから、せっかくだからみんなで回るか、って」
佐倉の言葉に口を開いた時、
いつのまにか絢くんの腕にしがみついてあたしを睨む"メグちゃん"と目があった。
その瞬間、弾かれたように後退りをしてぺらぺらと口を動かしていた。
「あ…っと、ちょっと、人に酔って気持ち悪くなってきたから、帰るね」
あ、しまった。
この言い方まずかったな。
案の定心配そうな顔をした佐倉と絢くんの顔が目に入ったけどもう遅い。

