ホテルに到着して露天風呂に入ってリラックスするのもつかの間、夜は大宴会場にて宴会が催された。宴会場には看護部のトップである看護部長と各病棟師長、主任の管理職がズラリと並んで上座に着座しておりゲラゲラと騒いでいた。我らが米倉主任はよほど楽しみにしていたのか、他病棟の師長連中と大声でガハガハ談笑していた。私たち末端職員は恐る恐る下座に座った。
「皆さ~ん、今日は看護部旅行に参加してくれてありがとう!いつも病棟では多忙な毎日をすごされていると思います。そこで、この旅行を通して日ごろの疲れを癒していただき、そして他病棟のスタッフ間で交流をしていき、横のつながりを持てるように、皆で大いに楽しみましょう!乾杯!」
看護部長の音頭で皆乾杯をした。
「あら、あたしもう乾杯前に飲んじゃったよ!ワリィワリィ!」
我らが米倉主任はすでに杯を空にしていた。
宴会前から既に出来上がっていた米倉主任はとても恐ろしかった。
「おいお前ら!こっち来い!お前ら新人は宴会ではすぐにお酌をするもんなんだよ!」
「お前らはこれから病棟を支えるんだから、ちゃんと仕事しろよ!」
(これが縦社会というものか……。)
私たちは恐る恐る米倉主任にお酌をした。周囲の中堅看護師達が酔っ払い出し、宴会場はカオスと
化していった。ベテラン助産師高木さんも気持ちよく酔っぱらっていた。酔っぱらって度が過ぎたのか、高木さんの浴衣は肩が開けて右側の乳房がポロリとはみ出し、そこから巨峰のような乳首が顔を出していた。身長170cmくらいでガッシリした体型と、ドラッグクイーンばりの濃厚化粧顔の高木さんが千鳥足で巨峰のついた片乳を揺らしながら恥じらいもなく宴会場をウロウロと歩き回っているその様はとても恐ろしかった。
(怖いわぁ……頼むからそんな恰好でこっちに来るなよ……)
私は高木さんがこっちに来ないことを切に願っていた。しかし高木さんは、パンダばりに目の周りを赤くして目の座った満面の笑みでこっちに向かってヨロヨロと近づいて来た。
(来るよ……こっち来るなよ……)
そう思っている間に高木さんはドカッと私の目の前に胡坐をかいて座った。
(うわ……)
「ねえ、あんたたち楽しんでんの~?飲み足りないんじゃないの~?」
「いや……大丈夫です。」
「ねえ丸ちゃ~ん、あんたいつも愛想ないんだからさあ。こんなときくらいは愛想良くしなよ~」
「はあ……そうっスね。」
(もう帰りたい……)
「皆さ~ん、今日は看護部旅行に参加してくれてありがとう!いつも病棟では多忙な毎日をすごされていると思います。そこで、この旅行を通して日ごろの疲れを癒していただき、そして他病棟のスタッフ間で交流をしていき、横のつながりを持てるように、皆で大いに楽しみましょう!乾杯!」
看護部長の音頭で皆乾杯をした。
「あら、あたしもう乾杯前に飲んじゃったよ!ワリィワリィ!」
我らが米倉主任はすでに杯を空にしていた。
宴会前から既に出来上がっていた米倉主任はとても恐ろしかった。
「おいお前ら!こっち来い!お前ら新人は宴会ではすぐにお酌をするもんなんだよ!」
「お前らはこれから病棟を支えるんだから、ちゃんと仕事しろよ!」
(これが縦社会というものか……。)
私たちは恐る恐る米倉主任にお酌をした。周囲の中堅看護師達が酔っ払い出し、宴会場はカオスと
化していった。ベテラン助産師高木さんも気持ちよく酔っぱらっていた。酔っぱらって度が過ぎたのか、高木さんの浴衣は肩が開けて右側の乳房がポロリとはみ出し、そこから巨峰のような乳首が顔を出していた。身長170cmくらいでガッシリした体型と、ドラッグクイーンばりの濃厚化粧顔の高木さんが千鳥足で巨峰のついた片乳を揺らしながら恥じらいもなく宴会場をウロウロと歩き回っているその様はとても恐ろしかった。
(怖いわぁ……頼むからそんな恰好でこっちに来るなよ……)
私は高木さんがこっちに来ないことを切に願っていた。しかし高木さんは、パンダばりに目の周りを赤くして目の座った満面の笑みでこっちに向かってヨロヨロと近づいて来た。
(来るよ……こっち来るなよ……)
そう思っている間に高木さんはドカッと私の目の前に胡坐をかいて座った。
(うわ……)
「ねえ、あんたたち楽しんでんの~?飲み足りないんじゃないの~?」
「いや……大丈夫です。」
「ねえ丸ちゃ~ん、あんたいつも愛想ないんだからさあ。こんなときくらいは愛想良くしなよ~」
「はあ……そうっスね。」
(もう帰りたい……)
