石家先生との夢のような再会を果たした私は、ずっと先生と過ごした夜を思い出していた。勤務中も頭の中はあの夜先生の部屋で過ごしたひと時が頭の中をヘビロテしており、思ったことが顔に出やすい私は、気をつけなきゃいけないと思いながらもニヤニヤしていた。
「丸ちゃん、何だか嬉しそうだね。何か良いことあったの?」
勤務終了して更衣室に向かっているとき、松田が私の顔を横から覗きながら聞いてきた。
私は、キョロキョロと左右に廊下を見渡して病棟職員がいないことを確認してからそっと小声で答えた。
「実はね……石家先生のところへ行ってきたの。」
「えっ?マジで?」
松田が目をクリっと大きくしながら大きな声で言ってきた。
「シーッツ!」
私は静かに!と言わんばかりに右手の人差し指を口元に当て、また周囲を見渡して職員がいないことを確かめた。
「あ、ごめんごめん。ねえ、マジで東京まで行って会ってきたの?」
「うん。」
「すっごいねぇ~!丸ちゃん積極的だねぇ~。」
「うん、まあね。」
私は照れながらはにかみながら答えた。
「んで、先生は元気だった?」
「うん。元気だったよ。救命救急部は忙しいって。」
「でしょうね。それにしてもよく会えたねぇ。救命部なんてすっごく忙しそうじゃん。」
「うん、まあね。ダメ元で電話をしたら、スケジュールが合ったから会おうってことになって。それで会ってきたの。」
「すっごいじゃん!ねえねえ、向こうで先生と会って何をしたの?」
松田はニヤニヤしながら身体を私に寄せてきた。
「うん、まずS駅で待ち合わせをしてからMビルで食事をしたの。」
私は話しながら恥ずかしくて顔がポーっと火照ってくるのを感じた。
「それでそれで?その後は?」
松田はニヤニヤしながら更に身体を摺り寄せて私の顔を覗いた。
「それで……先生の住んでいるアパートに一晩泊ってきた。」
私の顔はカァーっとさらに火照ってきた。恥ずかしくて顔を俯かせた。
「スッゴ~イ!やったじゃん!遂に先生の家に泊ったんだぁ~。すごいわぁ~。」
松田は声を張りながら自分の身体で私の身体をドーンと押してニヤニヤしていた。私は火照って赤らんだ顔を俯かせたまま横に身体が弾かれた。
「いやぁ~そんな……」
「で……先生とはやったの?」
松田はニヤついた顔をして小声で私に囁くように聞いてきた。
「え?」
「何とぼけてんのよ~。だ~か~らぁ~先生とは最後までイッたの?」
松田は更にニヤニヤした顔で私の顔を横から覗きながら聞いてきた。
「えっ……あ、まぁ……ね……」
私は松田からの核心を突くような恥ずかしい質問に、恥ずかしくてカァ~っとなって、上手く答えられなかった。ていうか思わず現実とは違うことを答えてしまったので少し後ろめたい感じがした。
(本当は最後までいかなかったんだよなぁ……)
「すごいじゃん!これで丸ちゃん、石家先生の彼女になったんだね!おめでとう!」
松田はめちゃめちゃ笑顔で私の背中をバシバシと叩いてきた。
「いやぁ~そんなぁ~。」
(でも先生の彼女になったっていう確信がないんだよなぁ……)
私は本当に彼女になった確信がないのに松田から祝福されているのがとても後ろめたくてくすぐったく、そして更に恥ずかしくて顔を下に向けてしまった。
「でも、まだ彼女になったって確信がないというか……」
私は顔を下へ向けたままボソッと言った。
「え~っ?でも最後までいったんでしょ?もう付き合っているようなもんじゃん!」
松田は当然じゃない?と言わんばかりに目を大きくさせて言ってきた。
「それに、好きでなければ自分の家に入れないと思うし、そういうことはしないと思うよ。」
松田は真面目な眼差しを私に向けて言った。
「うん……」
「これから先、上手くいくといいね。」
そう言って松田はやさしい笑顔を向けた。
「うん。」
私は松田の優しい笑顔を見て少し安心した感じになり、顔を挙げて松田の方を向き、笑顔で頷いた。
「丸ちゃん、何だか嬉しそうだね。何か良いことあったの?」
勤務終了して更衣室に向かっているとき、松田が私の顔を横から覗きながら聞いてきた。
私は、キョロキョロと左右に廊下を見渡して病棟職員がいないことを確認してからそっと小声で答えた。
「実はね……石家先生のところへ行ってきたの。」
「えっ?マジで?」
松田が目をクリっと大きくしながら大きな声で言ってきた。
「シーッツ!」
私は静かに!と言わんばかりに右手の人差し指を口元に当て、また周囲を見渡して職員がいないことを確かめた。
「あ、ごめんごめん。ねえ、マジで東京まで行って会ってきたの?」
「うん。」
「すっごいねぇ~!丸ちゃん積極的だねぇ~。」
「うん、まあね。」
私は照れながらはにかみながら答えた。
「んで、先生は元気だった?」
「うん。元気だったよ。救命救急部は忙しいって。」
「でしょうね。それにしてもよく会えたねぇ。救命部なんてすっごく忙しそうじゃん。」
「うん、まあね。ダメ元で電話をしたら、スケジュールが合ったから会おうってことになって。それで会ってきたの。」
「すっごいじゃん!ねえねえ、向こうで先生と会って何をしたの?」
松田はニヤニヤしながら身体を私に寄せてきた。
「うん、まずS駅で待ち合わせをしてからMビルで食事をしたの。」
私は話しながら恥ずかしくて顔がポーっと火照ってくるのを感じた。
「それでそれで?その後は?」
松田はニヤニヤしながら更に身体を摺り寄せて私の顔を覗いた。
「それで……先生の住んでいるアパートに一晩泊ってきた。」
私の顔はカァーっとさらに火照ってきた。恥ずかしくて顔を俯かせた。
「スッゴ~イ!やったじゃん!遂に先生の家に泊ったんだぁ~。すごいわぁ~。」
松田は声を張りながら自分の身体で私の身体をドーンと押してニヤニヤしていた。私は火照って赤らんだ顔を俯かせたまま横に身体が弾かれた。
「いやぁ~そんな……」
「で……先生とはやったの?」
松田はニヤついた顔をして小声で私に囁くように聞いてきた。
「え?」
「何とぼけてんのよ~。だ~か~らぁ~先生とは最後までイッたの?」
松田は更にニヤニヤした顔で私の顔を横から覗きながら聞いてきた。
「えっ……あ、まぁ……ね……」
私は松田からの核心を突くような恥ずかしい質問に、恥ずかしくてカァ~っとなって、上手く答えられなかった。ていうか思わず現実とは違うことを答えてしまったので少し後ろめたい感じがした。
(本当は最後までいかなかったんだよなぁ……)
「すごいじゃん!これで丸ちゃん、石家先生の彼女になったんだね!おめでとう!」
松田はめちゃめちゃ笑顔で私の背中をバシバシと叩いてきた。
「いやぁ~そんなぁ~。」
(でも先生の彼女になったっていう確信がないんだよなぁ……)
私は本当に彼女になった確信がないのに松田から祝福されているのがとても後ろめたくてくすぐったく、そして更に恥ずかしくて顔を下に向けてしまった。
「でも、まだ彼女になったって確信がないというか……」
私は顔を下へ向けたままボソッと言った。
「え~っ?でも最後までいったんでしょ?もう付き合っているようなもんじゃん!」
松田は当然じゃない?と言わんばかりに目を大きくさせて言ってきた。
「それに、好きでなければ自分の家に入れないと思うし、そういうことはしないと思うよ。」
松田は真面目な眼差しを私に向けて言った。
「うん……」
「これから先、上手くいくといいね。」
そう言って松田はやさしい笑顔を向けた。
「うん。」
私は松田の優しい笑顔を見て少し安心した感じになり、顔を挙げて松田の方を向き、笑顔で頷いた。
