「苺ちゃん、今日は早く帰ってきてね!」
「はーい!じゃあ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい!気をつけてね」

私は高校2年生の宮本苺。
8歳の頃に両親が事故にあって死んだと聞いている。私には事故の記憶が無い。
それから加藤家にお世話になっている。
加藤家には、輝という息子がいたけど今は家を出て一人暮らしをしている。
輝は両親が亡くなる前からずっと公園や家を行き来していて幼なじみだった。
そんな輝は、私の学校の数学教師だ。