お皿も洗い終わり、作業を開始しようとした時、携帯が鳴った。メールが2件届いている。亮太からかな?とウキウキしながら開くと予想とは違う内容で理解するのに時間がかかってしまった。体から一気に力が抜けてその場に座り込んだ。
「チコこそ、何してんだよ。今日深澤ってやつと会ってるんだろ?おかしくね?」
え、、?今日の事は亮太には内緒のはずなのにどうして、、。もしかして、私達が教室で今日の事話してるのたまたま聞いちゃったのかな、、。いや、知っている事はいいとして、私がこうやって深澤君と会っているのも事実だし否定はできない。だけど理由も言えるわけないし、、、。どうすればいいんだろう。でも、亮太と喧嘩になるくらいならサプライズにはならないけど言った方がいいのかな。何が正解なんだろう。わからない。体の体温が一気に吸い取られているような気分になった。血管に流れる血も水のように透明になってしまっているのではないだろうかと思うほど冷たい。
「大丈夫か?なんか顔色悪くない?」
心配してくれている深澤君に大丈夫だよって笑って言いたいはずなのに口がいう事を聞いてくれない。ただただ見つめているだけしかできない。目から溢れ出そうな物を引き止めるのが精一杯だった。彼はしばらく黙って勢いよく後ろを向いた。あっちを見る前に彼の手が私の肩に触れるか触れないかの所まで来ていたような気がする。ぼやけていてよくわからなかったけど。
「ティッシュ。テーブルの所にある。あと、ごめん。携帯の画面見えた。電話した方がいいんじゃない?彼氏いるのによく考えないで家に呼んだ俺が悪いしさ、もし怒ってるんだったら俺も謝るから」
「そ、そうだね、ありがとう、かけるね」
立ち上がり、ティッシュで涙と鼻水を拭いてから亮太に電話をかけた。深澤君の隣で。
プルルという音が4回で止まった。私から話出さなければならないはずなのに声が出なくてずっと黙っているしかなかった。何秒か無言の時間が続いて、電話越しに息を吸う音が聞こえた。
「チコ、、。ごめん。俺なんとなく気づいてたのに、何も言ってくれないチコに勝手にイライラして部活も休んで、謝るのもメールで本当馬鹿だよな。今は深澤の家からかけてるの?あいつにも謝っていて、まじごめん」
「チコこそ、何してんだよ。今日深澤ってやつと会ってるんだろ?おかしくね?」
え、、?今日の事は亮太には内緒のはずなのにどうして、、。もしかして、私達が教室で今日の事話してるのたまたま聞いちゃったのかな、、。いや、知っている事はいいとして、私がこうやって深澤君と会っているのも事実だし否定はできない。だけど理由も言えるわけないし、、、。どうすればいいんだろう。でも、亮太と喧嘩になるくらいならサプライズにはならないけど言った方がいいのかな。何が正解なんだろう。わからない。体の体温が一気に吸い取られているような気分になった。血管に流れる血も水のように透明になってしまっているのではないだろうかと思うほど冷たい。
「大丈夫か?なんか顔色悪くない?」
心配してくれている深澤君に大丈夫だよって笑って言いたいはずなのに口がいう事を聞いてくれない。ただただ見つめているだけしかできない。目から溢れ出そうな物を引き止めるのが精一杯だった。彼はしばらく黙って勢いよく後ろを向いた。あっちを見る前に彼の手が私の肩に触れるか触れないかの所まで来ていたような気がする。ぼやけていてよくわからなかったけど。
「ティッシュ。テーブルの所にある。あと、ごめん。携帯の画面見えた。電話した方がいいんじゃない?彼氏いるのによく考えないで家に呼んだ俺が悪いしさ、もし怒ってるんだったら俺も謝るから」
「そ、そうだね、ありがとう、かけるね」
立ち上がり、ティッシュで涙と鼻水を拭いてから亮太に電話をかけた。深澤君の隣で。
プルルという音が4回で止まった。私から話出さなければならないはずなのに声が出なくてずっと黙っているしかなかった。何秒か無言の時間が続いて、電話越しに息を吸う音が聞こえた。
「チコ、、。ごめん。俺なんとなく気づいてたのに、何も言ってくれないチコに勝手にイライラして部活も休んで、謝るのもメールで本当馬鹿だよな。今は深澤の家からかけてるの?あいつにも謝っていて、まじごめん」
