目の前の陽菜は両親に反対されようと自分の意思を押し通し高校時代から働いていたというのに、22歳になった今もこうして決断ひとつ出来ない自分が嫌になる。 しかし働いてみたいのも、颯真を支えたいというのも、自分の本心だった。 「少し、考えてみてもいい…?」 「もちろん。今の栄養士さんも夏休み明けまではいてくれるみたいだしゆっくり考えてみて。でも、もし一緒に働けたら嬉しい」 「ありがとう、陽菜」 察しのいい親友に感謝しながら、2人で残りの料理を平らげていった。