『言ったよ。もう中学生になるんだから、パパじゃなくてお父さんって呼ぶね。でも、こっちならダディか。ダディ、僕、こっちでもたくさんたくさん頑張るよ!』


『ダディって』


蒼真さんは、ほんの少しだけ成長した蒼太に感心しているようだった。


我が子に向ける優しい微笑み。


その顔を見てたら、本当に…幸せな気持ちになる。


ずっと…やっぱり少し寂しかったから。


ううん、いっぱい寂しかった。


会いたくて会いたくて仕方なくて。


夜になり、はしゃぎ過ぎて疲れたのか、早々に眠ってしまった蒼太。


『藍花、相変わらずとても綺麗だ』


私達はワインを飲み…そしてベッドに入った。


『ずっと…こうしたかった。藍花と1つになりたい』


そう言って、私の体に優しく触れた。


『私も蒼真さんに抱かれたかった…すごく恥ずかしいですけど…』


体が疼く夜もあった、でもようやく…


私はまた女になれる。


『恥ずかしがらないでいい。お前の全てを見せてくれ』


久しぶりの2人の夜は長い。