月那もすごく幸せなんだね。


その言葉嬉しいよ。


『素直に太一さんにもそう言ってあげてね』


『嫌だよ。そんなこと言ったら負けだし』


負けって…


『私には素直にって言っておいてズルくない?』


『ズルくないズルくない。私はいいの~』


月那って相変わらず自由だ。


思わず苦笑い。


それから私達はお茶を飲みながらお互いの新婚生活、仕事、子育てなどについてしばらく語り合った。


本当に…時間がいくらあっても足りないよ。


もっとずっと話していたい。


だけど、今日はここでおしまい。


2人とも主婦だから、ちゃんと晩御飯の支度をしなくちゃね。


『太一が好きだから今日はハンバーグ。子どもみたいだからね、あの人』


『いいな~美味しそう!うちはカレー』


初めて蒼真さんに作った料理。


いつ食べても毎回褒めてくれる。


『そっちも子どもみたいだよ』


『確かに』


また必ず女子会しようと約束して、月那は旦那様の元に帰っていった。