『藍花、好きだよ…』


『私もです。蒼真さんとの時間が…すごく大切です』


部屋の明かりはついたまま。


私達はベッド入り、すぐ横に並んでる。


布団の中は…お互いに何もつけていない。


肌と肌が触れ合う感覚に、さっきからずっとドキドキしてる。


『僕もだ。今までは医学のこと以外に費やす時間なんてほとんど無かった。ジムに行ったりするくらいで、食事も簡単に済ませて…』


『蒼真さんは勉強熱心ですから…みんな言ってます』


だからこそ無敵なんだよね。


どこまでも外科医として努力する姿がカッコよくて。


私は、心底尊敬している。


『それももちろん大事だ。勉強することは辞めない。でも今は…藍花との時間が1番大切なんだ。この時間があるからまた頑張れる。今となっては…もうお前がいないと頑張れない』


『そんな、そんなことないですよ。蒼真さんはいつだって…』