side涼香
うちの高校には可愛いと有名の女の子がいる
薄いピンクブラウンの髪でボブ、桃色の瞳
そして、身長は159センチ…
可愛いとしか言いようがない
そんな女の子が俺の…彼女…!!!!
頭良いのと運動出来るのがギャップ…
俺は勉強はまぁまぁだけど、運動は得意じゃないんだよなぁ
そんなことを考えながら運動場で持久走をしている彼女を見る
運動する時は短いのにちゃんと結ぶんだよなぁ
後ろでちょこんと結ばれている髪も可愛くて仕方がない…
「──────い、おい!先生に呼ばれてんぞっ!!涼香!」
「はっ!!!」
いかん!今は数学の時間だった!
えぇと?どの問題だぁ??
「…橘ぁ??」
「あー…あはは。すんません、どの問題すか」
「はぁ…練習問題28の4だ」
「あー…えーと…?……こうですか?」
席を立ち黒板に計算式を書く
「おぉ、ぼんやりしてたわりに出来るじゃないか?橘。頼むからぼーっとしすぎるなよ〜」
「はいー」
席に着いて外を見るともう持久走は終わっていて数学の教師を一瞬恨んだ
時計に目をやると終了間近だった
隣のクラスに会いに行こっかな
ぼんやりと快晴の空を見ながらそんなことを考えていたら、チャイムが鳴った
「はい、んじゃ今から言う所来週までに仕上げてること。えぇ、ワークのページ30から64までなー」
「えぇ?!」
生徒から大きな不満の言葉が出ている
「はいはい、うるさい。号令」
「はーい。起立。気をつけ。礼。」
『ありがとうございました。』
やぁっと終わった〜
机の上を片付け、教室から出る
「ぁー、ごめんけど榴香いる?」
教室の扉付近で話していた4、5人の女子に聞く
「ぇ、あ、ちょっと待ってください。榛谷さーん、橘さんが呼んでるよー」
「はーい!」
あー返事も可愛い
「ごめんね!ちょっと通して?」
「あ、ごめんね、榛谷さん」
「涼香ちゃん!どうかした?忘れ物とか?」
「んーや?呼んだだけ」
そう言うと困ったように首を傾げた
かわよ
さっきまで結んでいたからか、少し型がついている
「髪、結ぼうか?」
そう聞くと、嬉しそうに首を縦に振った
「涼香ちゃんこっちこっち」
「はいはい、引っ張んなって」
手を引かれ榴香の席まで行く
「あ、さっき体育の授業だったから、汗臭いかもだし、髪濡れてるかも…」
「大丈夫大丈夫。この時期暑そうだし、ハーフアップにしよっか」
「はぁい」
いつも手首につけてる髪ゴムを使って、左右に三つ編みを作る
少し緩めて、後ろで留める
「よし、できたよ」
鏡を手渡しながらそう言う
「可愛い〜!!!ありがとう!涼香ちゃん!」
いや、髪型より、榴香が可愛い
この髪型にするのいいんだけど、男共の視線が余計榴香に行くんだよなぁ
だる…
可愛すぎるのも問題だよなぁ
「涼香ちゃん、次の授業なに?」
「ん?あー……現代文…?」
「涼香ちゃん苦手な教科だね」
「んまぁ、大丈夫…。榴香は?」
「んー、僕は地理だよ」
このギャップいいよね…
可愛いのに一人称僕なの…
「地理か、榴香苦手なやつだな」
「そうなんだよ…はぁ。頑張るから…ギューして…?」
はぃ…?
ギューして…?んん?幻聴かな?
「してくれないの?」
あ、可愛い
「するする」
ギュッと抱きつくと、返してくれる
めっちゃ可愛い
もう今日が命日かもしれん
「よし!もう大丈夫だよ、涼香ちゃんありがとう」
「はーい。んじゃ、教室戻るわ。また昼休みにね」
「うん!またね〜」
教室を出て、自分の席に着く
「はぁあああ」
「んだよ、うるせぇなぁ」
「なんで榴香ってあんな可愛いの?」
「いや、俺に言われても」
「はぁ?お前榴香の幼なじみだろ?」
隣の席のこいつもとい名原倖夜(なはら こうや)は榴香の幼なじみ
そんでもってこいつも、顔がめちゃくちゃいい。性格は中の上って感じだけど、めちゃモテる
正直、クソ腹立つ
「はぁ…モテすぎて不安になる…可愛いんだよぉ」
「それは、涼香も同じだろうよ…」
「なんか言った〜?」
「いや、なんも?つーか現代文の教科書は?」
「あるけど、出したくないぃ。現代文なんてなくなればいいのに…」
現代文はめっちゃ苦手…
数学はいいのに、国語系苦手すぎるんだよなぁ
今んところ、榴香のおかげで赤点免れてはいるけど
あぁ、めんどくさい
うちの高校には可愛いと有名の女の子がいる
薄いピンクブラウンの髪でボブ、桃色の瞳
そして、身長は159センチ…
可愛いとしか言いようがない
そんな女の子が俺の…彼女…!!!!
頭良いのと運動出来るのがギャップ…
俺は勉強はまぁまぁだけど、運動は得意じゃないんだよなぁ
そんなことを考えながら運動場で持久走をしている彼女を見る
運動する時は短いのにちゃんと結ぶんだよなぁ
後ろでちょこんと結ばれている髪も可愛くて仕方がない…
「──────い、おい!先生に呼ばれてんぞっ!!涼香!」
「はっ!!!」
いかん!今は数学の時間だった!
えぇと?どの問題だぁ??
「…橘ぁ??」
「あー…あはは。すんません、どの問題すか」
「はぁ…練習問題28の4だ」
「あー…えーと…?……こうですか?」
席を立ち黒板に計算式を書く
「おぉ、ぼんやりしてたわりに出来るじゃないか?橘。頼むからぼーっとしすぎるなよ〜」
「はいー」
席に着いて外を見るともう持久走は終わっていて数学の教師を一瞬恨んだ
時計に目をやると終了間近だった
隣のクラスに会いに行こっかな
ぼんやりと快晴の空を見ながらそんなことを考えていたら、チャイムが鳴った
「はい、んじゃ今から言う所来週までに仕上げてること。えぇ、ワークのページ30から64までなー」
「えぇ?!」
生徒から大きな不満の言葉が出ている
「はいはい、うるさい。号令」
「はーい。起立。気をつけ。礼。」
『ありがとうございました。』
やぁっと終わった〜
机の上を片付け、教室から出る
「ぁー、ごめんけど榴香いる?」
教室の扉付近で話していた4、5人の女子に聞く
「ぇ、あ、ちょっと待ってください。榛谷さーん、橘さんが呼んでるよー」
「はーい!」
あー返事も可愛い
「ごめんね!ちょっと通して?」
「あ、ごめんね、榛谷さん」
「涼香ちゃん!どうかした?忘れ物とか?」
「んーや?呼んだだけ」
そう言うと困ったように首を傾げた
かわよ
さっきまで結んでいたからか、少し型がついている
「髪、結ぼうか?」
そう聞くと、嬉しそうに首を縦に振った
「涼香ちゃんこっちこっち」
「はいはい、引っ張んなって」
手を引かれ榴香の席まで行く
「あ、さっき体育の授業だったから、汗臭いかもだし、髪濡れてるかも…」
「大丈夫大丈夫。この時期暑そうだし、ハーフアップにしよっか」
「はぁい」
いつも手首につけてる髪ゴムを使って、左右に三つ編みを作る
少し緩めて、後ろで留める
「よし、できたよ」
鏡を手渡しながらそう言う
「可愛い〜!!!ありがとう!涼香ちゃん!」
いや、髪型より、榴香が可愛い
この髪型にするのいいんだけど、男共の視線が余計榴香に行くんだよなぁ
だる…
可愛すぎるのも問題だよなぁ
「涼香ちゃん、次の授業なに?」
「ん?あー……現代文…?」
「涼香ちゃん苦手な教科だね」
「んまぁ、大丈夫…。榴香は?」
「んー、僕は地理だよ」
このギャップいいよね…
可愛いのに一人称僕なの…
「地理か、榴香苦手なやつだな」
「そうなんだよ…はぁ。頑張るから…ギューして…?」
はぃ…?
ギューして…?んん?幻聴かな?
「してくれないの?」
あ、可愛い
「するする」
ギュッと抱きつくと、返してくれる
めっちゃ可愛い
もう今日が命日かもしれん
「よし!もう大丈夫だよ、涼香ちゃんありがとう」
「はーい。んじゃ、教室戻るわ。また昼休みにね」
「うん!またね〜」
教室を出て、自分の席に着く
「はぁあああ」
「んだよ、うるせぇなぁ」
「なんで榴香ってあんな可愛いの?」
「いや、俺に言われても」
「はぁ?お前榴香の幼なじみだろ?」
隣の席のこいつもとい名原倖夜(なはら こうや)は榴香の幼なじみ
そんでもってこいつも、顔がめちゃくちゃいい。性格は中の上って感じだけど、めちゃモテる
正直、クソ腹立つ
「はぁ…モテすぎて不安になる…可愛いんだよぉ」
「それは、涼香も同じだろうよ…」
「なんか言った〜?」
「いや、なんも?つーか現代文の教科書は?」
「あるけど、出したくないぃ。現代文なんてなくなればいいのに…」
現代文はめっちゃ苦手…
数学はいいのに、国語系苦手すぎるんだよなぁ
今んところ、榴香のおかげで赤点免れてはいるけど
あぁ、めんどくさい


