あお

「え、たこイカ？たことイカの子供？そんなのいるの！？」

「…もういい」

「…何、どうしたの？」

私はまだ寝ぼけていて、何のことだかさっぱりわからなかった。

「それより、掃除してくれたんだな。いつも朝大変なんだけど、きれいだったから…、サンキュ」

「いやぁ、ゆうべなかなか寝付けなかったから気分転換にやっただけだよ。猫たちともたくさん遊んで楽しかった！」

「そっか」

「今何時？…うそっ、昼！？」

「よく眠ってたぞ、俺が何やっても目覚まさなかったもん」

「えっ、何って、何したの！？」

「そんなこと、とても言えねぇわっ」

「やだっ！」

「顔いじくってただけだよ、何想像してんだよ」

「や…別に何も想像なんかしてないよ！勝手に人の顔いじくんないでよね！」

「はいはい、ごめんなさいよ。それより、休みいつまで？」

「１週間もらったけど…、依子ちゃんが引っ越して部屋もないし今日くらい帰ろうかな…。宿代もそんなにないし」

「ここでよけりゃ居たいだけ居ていいぞ。あ、俺のうちってのもあるな」