「学校より舞子ちゃんが帰ってくるの待っていたかったから休んじゃった」

「ごめん…、私やっぱり…」

「違うって!私がそうしたかったから!あーよかったぁ、休んだ甲斐があったよ」

笑ってそう言ってくれたけれど…、依子ちゃんの目の下にもクマができていた…。

「ごめん~…」

「もう謝んないで、さ、中に入ろう」

依子ちゃんはうどんを作ってくれていた。

「私料理ってしないんだけど、頑張ってみたよ」

「おいしいよ~!」

私は思わず泣いてしまった。

「そんなに喜んでくれるなんて、うれしいよ~」

依子ちゃんまで泣き出してしまった。

泣いて笑ってしゃべって…
いつの間にか2人とも眠ったのだった。

深夜2時、私は目が覚めた。依子ちゃんはぐっすりと眠っていた。鼾までかいて…、相当疲れたのだろう。…ごめんね。

私はなんだか目がさえ、起き上がって顔を洗った。
クマもスッキリとれていた。
水を飲んで、寝床に戻ろうとすると、暗闇に何か点滅していた。

「…?」