「うわっ、まだLEDにするかどうか悩んでる」


「LEDおばさんじゃん...」



まだ蛍光灯を見つめる幽霊に、2人してツッコミを入れる。

それからイベントに入って、第一ステージは終了。



「これだからリア充は...」


「友達同士がカップルは気まずいなぁ」


「リア充最初に死ぬとか製作者の意図かなぁ...」


「ニチャァって感じで笑うのやめてくれません?」



優里さんはリア充であるはずなのに、リア充に対して恨みがあるらしい。

まぁ確かに、ゲームの冒頭でいちゃついていたカップルが最初に消えて私も嬉しい。

何故か分からないが、ゲームのリア充は最初に消える率が高い気がする。


ニチャァと笑う優里さんを横目に、コントローラーを交換する。

第2ステージは私が操作するのだ。



「うわっ」


「PS高くない?」


「(FPSじゃないから関係)ないです」


「いやあるって、今の動きはプロだよ」


「ふーんプロ結果」


「現代人だねぇ。ツ〇ッターに浮かんでそう」


「あ、浮かんでますよ」



ほんと?なんてスマホを見る優里さん。
2Pならサポートしてくれと思いながら、敵から逃げていく。

このゲームの最大の難点は攻撃ができないことだ。