目を覚ますとまたあの砂浜にいた。
「久しぶりね。元気だった?」

(みやびさんの声だ!)
私は急いで乱れた制服を直し、挨拶をした。

「みやびさん!久しぶりです!」
百合香も隣で小さく礼をしている。
 
「生贄は預かっているわ。さぁ神社に向かいましょう」